Rhinocerosの出力形式についてお探しですね。

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RhinocerosからSTLファイルを書き出す方法を分かりやすく解説

Rhinoceros(ライノセラス)で3Dモデルを作って、「よし、3Dプリンターで出力しよう!」と思ったとき、データの書き出し方がよく分からなくて困ったことはありませんか?3Dプリンターで立体物を作るには、作ったCADデータを「STL形式」というファイルに変換する必要があります。

この記事では、RhinocerosからSTL形式へ書き出す基本的な手順から、キレイに仕上げるためのコツ、初心者がよくつまずくサイズ設定の注意点まで、丁寧に説明していきます。

RhinocerosからSTL形式で書き出す基本の流れ

Rhinocerosで作った3Dモデルを3Dプリンターで使えるようにするには、「STL(Stereolithography)形式」というファイルに変換する必要があります。

STLは3Dプリント用のファイル形式として世界中で使われている標準的なフォーマットです。

まずは、基本的な書き出し方から見ていきましょう。

最初に、書き出したいオブジェクトをRhinoceros上で選択します。

画面上部のメニューから「ファイル」を開いて、「選択オブジェクトをエクスポート」をクリックしてください。

「名前を付けて保存」でも書き出せますが、画面外にある不要な線や見えないゴミデータまで含まれてしまう可能性があります。

なので、必要な部品だけを選んで書き出す方法がおすすめです。

保存先を選ぶ画面が出てきたら、「ファイルの種類」というところを探して、「STL (Stereolithography) (*.stl)」を選びます。

好きなファイル名を入力して保存ボタンを押すと、STLの詳細設定画面が表示されます。

ここで「バイナリ」と「ASCII」のどちらかを選ぶことになりますが、基本的には「バイナリ」を選んでおけば大丈夫です。

バイナリの方がファイルサイズが小さくなって、あとでスライサーソフト(3Dプリント用の準備ソフト)に読み込むときもスムーズに動きます。

キレイに仕上げるための「許容差」の設定方法

STL形式で保存するとき、出力の仕上がりを大きく左右するのが「許容差(トレランス)」という設定です。

STLデータは、Rhinocerosで作った滑らかな曲面を、たくさんの小さな三角形(ポリゴンメッシュ)で表現しています。

この三角形をどれくらい細かくするかを決めるのが許容差で、この設定次第で3Dプリントの表面が滑らかになったり、カクカクした仕上がりになったりします。

STLの設定画面が出てきたら、許容差の数値を調整しましょう。

この数値を小さくするほど三角形が細かくなって、元の曲面に忠実なキレイなデータになります。

一般的には、0.01mm〜0.05mmくらいに設定すると、滑らかな曲面を保ちやすいと言われています。

ただし、数値を小さくしすぎると、ファイルサイズが何十倍にも大きくなって、スライサーソフトに読み込んだときにパソコンが固まってしまうことがあるので注意が必要です。

適切な数値を決めるときは、設定画面にある「プレビュー」機能を使ってみてください。

プレビューをクリックすると、今の設定でどんな三角形メッシュになるかが画面上に表示されます。

使う3Dプリンターの精度(積層ピッチ)も考えて、プリンターの性能以上に細かくしても意味がありません。

もっと細かく調整したい場合は、「詳細設定」を開くと、角度やエッジからの距離といった項目をさらに細かく設定できます。

初心者がよくつまずく「サイズ・縮尺」の確認と調整

建築模型やプロダクトデザインなど、実物大(1/1スケール)でモデリングしている場合、そのままSTLで書き出すと3Dプリンターで出力できるサイズを超えてしまうことがあります。

なので、書き出す前のRhinoceros上か、書き出した後のスライサーソフト上で、正しい縮尺に調整する作業が必要です。

このサイズ調整を間違えて、思っていたのと全然違う大きさで出力されてしまうのは、初心者によくあるトラブルです。

ここで知っておいてほしいのは、STLというファイル形式には「単位(ミリメートルやインチなど)」の情報が入っていないということです。

Rhinocerosでメートル単位で作図していても、3Dプリンター用のスライサーソフトにSTLを読み込むと、自動的に「1単位=1ミリメートル」として認識されてしまいます。

その結果、10メートルの建物をそのまま書き出すと、スライサーソフト上ではたった10ミリメートルの超小さいモデルになってしまう、といったことが起こります。

このサイズ問題を防ぐには、Rhinoceros上で先に3Dプリンターで出力したい実際のサイズ(ミリメートル単位)にモデルを縮小しておくのが確実です。

たとえば、1/100の建築模型を作りたいなら、Rhinoceros上で「Scale」コマンドを使ってモデル全体を1/100に縮小します。

そのあと、全体のサイズを測ってプリンターの出力範囲に収まっているか確認してから書き出しましょう。

CADソフト上で実際のサイズを把握してから書き出せば、部品同士の隙間や厚みが3Dプリントできる範囲に収まっているかも正確にチェックできます。

エラーを防ぐ「ソリッド化」と穴が開いたモデルの直し方

RhinocerosからSTLを書き出して3Dプリントを成功させるために、もう一つ絶対に気をつけたいのが、モデルが完全に閉じられた「ソリッド(閉じたポリサーフェス)」になっているかどうかです。

3Dプリンターは、中身が詰まった立体物としてデータを認識しながら、出力用の層(スライス)を作っていきます。

なので、表面にちょっとでも隙間や破れ(開いたエッジ)があると、内側と外側の区別がつかなくなって、正常に処理できず出力に失敗してしまいます。

書き出すときに「開いたオブジェクトをエクスポート」という警告のようなチェック項目が出てくることがありますが、基本的にはこれにチェックを入れずに済む状態にしておくのが理想です。

この警告は、モデルのどこかに隙間があって、穴の開いた不完全なメッシュになっていることを教えてくれています。

無理やりチェックを入れて書き出すこともできますが、スライサーソフトでエラーが出たり、出力した造形物の内部に意図しない空洞や欠けができたりするリスクが高くなります。

もし書き出すときにモデルが開いていると判定された場合は、そのまま書き出さずにRhinoceros上で修復しましょう。

「ShowEdges」コマンドを使って「開いたエッジ」を表示させると、つながっていない小さな隙間を簡単に見つけられます。

そこから「Join(結合)」コマンドでサーフェス同士をつなぎ合わせたり、「Cap(キャップ)」コマンドで平面的な穴を塞いだりして対処します。

オブジェクトのプロパティを確認して、「閉じたソリッドポリサーフェス」と表示される完璧な状態にしてから書き出すことが、失敗を防いで3Dプリントをキレイに成功させる一番のコツです。

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